院内ゼミ 肺高血圧症

定期的に行っている院内ゼミ。昨日は肺高血圧症について勉強(^_^)

最近多く診断されるようになった心臓病です。特に僧帽弁閉鎖不全症という心臓病に合併する形で見つかる事が多いです。僧帽弁閉鎖不全症だけでは咳や呼吸困難といった症状が多いのですが、肺高血圧症を合併しているとより疲れやすくなったり、失神したりといった症状が良く見られます。

診断は割としやすくて、ワンちゃんの場合は心臓の超音波検査で行います。しかし、問題はここからで治療が難しい!重症例では心臓病の薬の選択も慎重にしなければいけないし、また実際の治療反応もあまり良くないことが多いです。

やはり早期に発見して適切に治療していくというのが重要だと思います。お散歩中にすぐに疲れる、フラフラする、倒れてしまうなどの症状があればご相談ください(^_^)