猫のワクチン接種
猫のワクチン接種について簡単にまとめてみます。
ワクチンの種類
猫の場合は犬のように狂犬病ワクチンを接種する必要はありません。大事なのは混合ワクチンになります。
当院で扱っているのは以下のものになります。
3種 | 猫汎白血球減少症ウイルス(パルボウイルス) 猫ウイルス性鼻気管炎(ヘルペスウイルス) 猫カリシウイルス感染症 |
5種 | 3種プラス以下 猫クラミジア感染症 猫白血病ウイルス感染症 |
猫白血病ウイルスは外猫の約10%位が感染しているといわれていて、主にケンカや交尾の時に咬まれる事で感染しますが、咬まれなくても同じ食器でご飯を食べてたり、グルーミングしあったり、長い間同居している場合は感染する事があります。
外に出ない猫の場合は猫白血病ウイルスに感染する危険がないので3種混合ワクチンを接種します。
外に出る猫や、感染猫と同居している猫の場合は5種混合ワクチンを接種します。
※必要のない5種ワクチンの接種はなるべく避けるようお願いします。
接種プログラム
3種、5種ワクチンは初年度は生後2ヶ月と3ヶ月の2回接種、その後は1年に1回の追加接種を行います。
ワクチンの副反応
猫ちゃんの場合、ワクチン接種部位にしこりができる事がごくまれにあります。炎症だけの場合もありますし、肉腫になってしまう事もあります。早期の診断と治療が必要なのでワクチン後にしこりを発見したらお早めに動物病院を受診してください。