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ペットの病気と健康管理

糖尿病

糖尿病は人ではかなり有名な病気ですよね。実は糖尿病はワンちゃんや猫ちゃんも発症します。特に猫ちゃんでは発症頻度も多くかなりメジャーな病気ですので早期発見の方法と早期発見・早期治療が大事!という点についてまとめてみます。

どんな病気?

血糖値(血中のブドウ糖濃度)を下げるように調節するインスリンの分泌不足や作用不足により高血糖状態が持続し、多飲多尿・脱水・体重減少・白内障(犬)・後肢の虚弱・末期には糖尿病性ケトアシドーシスによる食欲不振・元気消失・衰弱や死亡を引き起こす病気です。犬も猫も中~高齢で多く発症します。

注意する症状は?

糖尿病で受診される方の主訴で一番多いのは「水をよく飲むようになり、痩せてきた」というものです。犬も猫も糖尿病になるとほぼ全例で多飲多尿が見られます。多飲多尿とは、これまでより多量に水を飲むようになり、尿量も増え、オシッコの色が薄くなるような症状です。

症状が多飲多尿だけの状態で見つかれば治療もスムーズに始められますが、このまま放っておくとゴハンは沢山食べる割にどんどん体重が落ちていき、元気もなくなりグッタリするようになってしまいます。元気が無いような糖尿病の子に関しては通常入院での集中治療が必要となりますので、多飲多尿が気になったらなるべく早めに(元気なうちに)受診するようにしてください。

病院での検査

血液検査により血糖値の上昇を確認、尿検査で尿糖陽性を確認、基本的にはこれで糖尿病の診断はできる場合が多いです。あとは状態に応じて基礎疾患(犬:クッシング症候群など)、合併症、現在の全身状態を把握するための検査を行って、重症度に応じて治療を組み立てていきます。

治療内容

食事療法と注射によるインスリン補充療法が主体となります。治療当初はインスリンの必要量を調べるのに数時間毎の血糖値測定が必要となりますので基本的には数日入院しての治療となります。ある程度のインスリン量が決まった時点で在宅でのインスリン注射を飼い主さんにしていただく形で通院治療に移行となります。

元気や食欲が無いような進行した糖尿病の場合には、入院でのインスリン注射と点滴やお薬による集中治療が必要となる事がほとんどです。一般状態が安定した時点で、上記のインスリン必要量を決めるような検査を数日間実施してから通院治療に移行となります。

まとめ

糖尿病という病気は進行具合によって必要な入院日数や治療内容、救命率、当然ながら治療費に関してもかなりの差が出ます。多飲多尿は様々な病気のサインとしてとても重要な症状です、気になったらお電話でも構いませんのでまずはご相談ください!

 

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