先日の木曜日の夜は臨床病理の院内セミナーでした。今回は前回からの続きで血小板について(^_^)
真ん中に集まっている小さい丸いのが血小板です。出血した時に傷ついた血管に張り付き血餅という血の塊をつくって止血に働きます。血小板が少なくなってしまう病気はいくつかあるのですが、一番多いのは特発性血小板減少性紫斑病(ITP)というもので免疫の異常が疑われます。よく見られる症状は紫斑で、とくにぶつけたりもしていないのにアザが見られることがあります。また、消化管で出血がおこれば便の色が黒くなったりしますし、無症状のことも多く健診でたまたま見つかるなんてこともあります。アザや黒色の便など気になる場合は早めにご相談ください(^_^)