クルーズ動物病院 ANIMAL HOSPITAL

クルーズ動物病院院長のブログです。お知らせや日常などを綴っていきます
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歯周病は多いです

高齢のワンちゃんの歯周病はものすごく多いです。特にミニチュア・ダックスやトイ・プードルなど小型犬。歯周病とはいっても口の中の症状だけにとどまらず、最終的に歯の根っこが膿んでしまうと慢性鼻炎の原因になったり眼の下辺りが膿んで穴が開いてしまったりと、なかなか大変なんです。全身への影響としても特に心臓病や腎臓病との関連はずっと指摘されていますし、歯周病自体が発熱や体調不良を引き起こすこともあります。最近、特に歯周病について勉強したり考える機会が多かったので、飼い主さんにも情報を発信せねばと思いホームページに載せる原稿を作成中です(^_^)

麻酔下でのスケーリング(歯石除去)の前(左)、後(右)の写真です。麻酔をかけて処置するとここまでキレイになります。さらに無麻酔ではできない歯周ポケットの検査や清浄、治療までできるので歯周病の予防・治療にとても効果があります。歯が気になる方はいつでもご相談ください!

もう11月も終わり

今年ももうすぐ年末ですね、本当に早いです。年末のトリミングやホテルの予約もちょこちょこ入っていて、まだ埋まってはないですけど予定が決まっている方は早めに連絡お願いします。

シロウ君、久々の登場?

これからぐっと寒くなってくると体調崩すワンちゃん、猫ちゃんが増えます。特に咳やくしゃみなどは温度と湿度に気をつけましょう(^_^)

糖質制限のパスタ作り

ゆる〜く続けている糖質制限。そのために手打ちの生パスタを作ってます(・ε・)

大豆粉を使って強力粉を減らして作ります。配合は強力粉110g、大豆粉60g、グルテン粉25g、水100〜120ml、塩、オリーブオイルです。前は水の所を卵で作ってたんですけど、卵が無い時に一度水で作ったらその方が美味しかったので、今は水で作ってます(^_^)

糖質制限パスタ、簡単だしなかなか美味しいですよ!

ボジョレーで\(^o^)/

串揚げ

家で串揚げ作ってみました。揚げる前の写真。

いろいろな具を使ってみました。美味しかったのは、ウズラの卵、豚肉とタマネギ、アスパラ、ししとう、これオススメです(^_^) 失敗したのは、モッツァレラチーズ、、これはすぐに溶けてしまいます、当たり前か・・・。

ちなみに竹串はワンちゃんが飲み込む事がありますので気をつけてください。焼き鳥、お団子などよく串ごと食べちゃいます、ご注意を!

外耳炎の新しい治療薬

ワンちゃんではとても多い外耳炎、特にアトピーなどのアレルギーを持っている子や垂れ耳で耳道内が蒸れやすい子は慢性化していることが多いです。外耳炎になると耳を掻いたり、耳を振ったり、ひどい時には痛みを伴うこともあります。

慢性化した外耳炎。皮膚が腫れて分厚くなることで耳道内が狭くなりさらに蒸れやすく、耳垢がたまりやすく、そして細菌やカビが増殖しやすくなります。こうなると悪循環でどんどん重症化してしまいます。基本的な治療としては毎日1回点耳薬を耳に入れてもらうのですが、嫌がってどうしても薬を入れさせてくれないというワンちゃんも多いのが悩ましいところでした。そんな声が多かったからか、新しく出たオスルニアという点耳薬は病院で耳洗浄後に薬を注入すると1週間効果が持続します。さらに1週間後に追加注入するとそこから3週間効果が持続します。つまり1週間間隔で2回通院してもらえれば家での点耳は必要なく合計1ヵ月間効果が持続するという薬なのです。効果の方は、、今の所いい感触です!家での点耳が不安だという方はご相談ください(^_^)

PRAという病気

ミニチュア・ダックスやトイ・プードルにはPRA(進行性網膜萎縮)という眼の病気がよく見られます。発症すると徐々に網膜が萎縮・変性し最終的には失明してしまいます。PRAは遺伝性疾患で萎縮した網膜を元に戻すような治療はありませんが、早期に診断された場合にはなるべく進行を抑えるためにサプリメントをお勧めしています。早期発見のポイントは夜盲です。発症初期には昼は普通に見えていて、暗い時だけ見えにくくなります。夜の散歩はあまり歩かない、動きがおかしくなるなどは重要な症状なので注意しましょう。

また、PRAは二次的に白内障を発症することが多く、白内障はさらにブドウ膜炎や眼圧上昇といった眼のトラブルを引き起こすため、失明してしまっているPRAの子にも状況に合わせてサプリメントや点眼治療を行っています。

左がPRA、右が正常な眼底写真です。PRAでは視神経乳頭(左下の丸いもの)がボンヤリと蒼白になっており、網膜の血管は萎縮してほぼ確認できません。ここまで進行すると昼の明るい時でも全然見えません。PRAはなるべく早期の夜盲の状態で診断して、先手をうって対応していくのが大事なんだと思います(^_^)

 

 

猫ちゃんの眼底検査

眼底検査というのは特殊なレンズやカメラを使って眼の奥にある網膜などの構造を観察する検査です。もちろん眼の検査なんですけど、猫ちゃんでは意外と腎臓病の時に検査することが多いんです。

理由は、慢性腎臓病→腎性の高血圧→眼底出血や網膜剥離→失明、という病気の流れがあるからなのです。

慢性腎臓病の猫ちゃんの眼底写真です。左の写真の左上の方の赤い部分が眼底出血です。右の写真の赤い腺は網膜の血管なんですけど、少し蛇行が出てきていますので高血圧が疑われます。こういった場合には積極的な高血圧の治療が必要となります。このように腎臓病の猫ちゃんでは普段は見えない眼の奥に異常をきたしている場合があるので、眼底検査が重要なのです(^_^)

 

糖尿病のニーちゃん元気です

元々外猫だったニーちゃん、糖尿病で衰弱していた所を保護してもらったのがもう2-3年前でしょうか。今ではすっかり元気にしています(≡ ̄♀ ̄≡)

毎日2回のインスリン注射は欠かせませんが、それ以外はとっても元気!

なんか似合う(^_^)

糖尿病についてはこちらから

カレンダー配布してます

今年も2016年のカレンダーを配布しております。診察やトリミング、ペットホテルの際にお渡ししています(^_^)

毎年けっこう好評です、写真もいいし大きさも丁度いいみたいです。自分も使ってます。在庫には限りがありますので無くなってしまったらゴメンなさい・・早い者勝ちとなっております(^_^)