先日の日曜日は昼から夜まで胆嚢疾患についてのセミナーに参加してきました。会場は武蔵境にある日本獣医生命科学大学、バスで行くとすごく近かったです。
胆嚢疾患は最近とても多くて特に胆嚢粘液嚢腫の破裂など緊急で手術が必要な症例も多く遭遇します。今回は胆嚢の内科的な検査、診断、手術に関する知識を整理できたと思います(^_^)
胆嚢疾患でよく見られる症状は嘔吐、食欲低下、元気消失です。ちょっとひどめの胃腸炎かと思っていたら胆嚢の病気ということもあります、気をつけましょう!
エコーでより詳細な観察をしたい時に使用するのがリニアプローブ。これを使うと猫の小腸もかなり細かく評価することが可能となります。
以前の機械や通常のコンベックスプローブだとこういう画像です。
リニアプローブは画像が精細ですが視野は狭いというデメリットもあるので各種プローブを組み合わせながらの検査がいいようです(^_^)
先月末に来ました!最新のエコー検査機器です(^з^)-☆
画質の調整には一苦労しましたが、やっといい画像になってきました。今まで使っていたエコーと比べるとやはり雲泥の差、月とスッポン、大人と子供?とにかくレベルが違います。検査スピードが上がったり、見落としが少なくなったりというのは当たり前で、今まで見えなかったものがとにかく良く見えます。なので分からなかった事がはっきりと分かるようになる→診断精度が上がるというわけです。ただし、大事なのは自分のスキルアップ。いい機械を使いこなすには獣医師のレベルも上げていかなければなりません。そこは日々頑張ります!
実際の検査画像はまたの機会に載せようと思います。ひとまず無事導入できました(^_^)