犬の心臓病治療

先日の日曜日の午後に心臓病のセミナーに行って来ました。新橋で今度新しく販売開始となる犬の心臓病治療薬についてのセミナー。

現在犬の僧帽弁閉鎖不全症という病気のメインの治療薬となっているピモベンダンという薬、今までは飲み薬しかなかったのですが今回注射薬として販売されることになりました。心不全で呼吸が苦しい時に飲み薬ではなく注射で投与できるというのはかなりのメリットで、緊急時の治療がより良いものになると思います!

心臓の超音波検査画像です。いろんな項目を調べて病気の種類と、どれ位悪いかを判定します。犬の僧帽弁閉鎖不全症に関してはガイドラインがかなり浸透していて、ステージングやそれに応じた治療薬の選択が統一化されつつあります。獣医師の考え方や好みによって多少の違いはありますが、昔よりは格段にいい治療ができるようになっていると思います。治療の面では心臓の手術というのも最近では増えているようです。実は犬の心臓手術において日本は世界トップレベルなのです。費用はかなりかかりますが、重症の心臓病の子の治療選択には入ってきます。これから数年経つとより一般的な治療として浸透しているかもしれません。すごい時代ですね(^-^)