ベラちゃんの技です(^_^)
写真では伝わらないかもしれませんが、、
スピンしてます!ちょっと分かりづらいですね。
逆回転!!
ベラちゃん賢いです、いろいろマスターしているようです▽・ェ・▽
昨日は2ヵ月に1回の臨床病理勉強会でした。いつも通り症例相談をし頭をスッキリさせたところで、今回は血液検査の中の赤血球(特に貧血)について教えていただきました。ワンちゃんも猫ちゃんも貧血はけっこう多いです。
飼い主さん達がよく知っている貧血もありますよね、一番有名なのはタマネギ中毒による溶血性貧血です(^_^)
正常な赤血球は真ん中が白っぽく抜けるのですが、端の方が白く抜けている赤血球が3個あります。端が白い赤血球はエキセントロサイトといってタマネギの毒素にやられた赤血球です。エキセントロサイトはこのあと壊れてしまう(溶血)ので、貧血を起こしてしまうのです。壊れた赤血球の赤い色素がオシッコに混じって出てくるので、重症の場合にはオシッコの色が濃くなったり赤くなったりします。ちなみに、タマネギを食べて2日後位から貧血が始まります、食べてすぐに発症するわけではないので2〜3日は注意してくだいね(^_^)
前回は犬の心臓病について少し触れましたが、猫ちゃんも心臓病になることがあります。猫ちゃんの場合は肥大型心筋症という病気が多く、割と若い猫ちゃんでも発症がみられるので注意が必要です。
猫ちゃんの心筋症の症状はというと、、実は末期になるまでほとんどありません。ずっと元気そうにしてたのに急に心不全による呼吸困難や後肢の血栓症(急に後肢が動かなくなり立てなくなります)で来院され、そこで初めて心臓が悪かった事に気付くというケースがほとんどです。
しかも心筋症は聴診では異常が出にくく普段の診察では見つからないことが多いので、ペットドックなどの健康診断が重要となります。→ペットドックのページ
心筋症の診断に重要なのは心臓の超音波検査(上の画像)です。健康そうに見えても心筋症を患っている猫ちゃんはいますので、1年に1回など定期検診をお勧めしています(^_^)
時期的なものでしょうか、咳がひどくなるワンちゃんが増えています。ワンちゃんの咳にも様々な原因があり一概には言えないのですが、特に心臓病からくる咳と気管支からくる咳が増えている印象です。
ワンちゃんの心臓病では弁膜症というものが一般的で初期には乾いた咳のみが見られますが、進行して重症化すると肺水腫を引き起こし呼吸困難から命に関わる状態となります。
ワンちゃんの心臓病についてはこちらを参考にしてください(^_^)
心臓の超音波検査画像です。いろいろと計測して心臓病の種類と重症度を診断します。
心臓の聴診で異常音が聞こえた場合や高齢で疲れやすくなってきた場合はもちろん、健康そうな状態でも健康診断(ペットドック)として検査をお勧めしています(^_^)
最近よく見ます。昔より随分増えているような気がします。
急性膵炎は重症の場合命にかかわる重篤な疾患です。膵臓には元々食べ物などを溶かす作用のある消化酵素というものがたくさん蓄えられています。この消化酵素は本来なら不活化した状態で膵臓に存在しますが、何らかの原因で膵臓内で活性化してしまうと膵臓や周囲の臓器を消化してしまい(自己消化)重度の腹膜炎を引き起こします。
急性膵炎の超音波検査画像です。黒っぽい所が腫れた膵臓で、周りの白い所が炎症を起こした腹腔内脂肪です。
一番多い症状は急に始まる嘔吐、食欲不振、元気消失です。稀に嘔吐が全くない場合もあり注意が必要です。通常の胃腸のトラブルに比べると元気が無かったり、熱っぽかったりとより重症ですが、症状は比較的似ています。
特に、肥満している子、ミニチュア・シュナウザー、血液検査で中性脂肪(TG)が高値の子、脂っぽい物を食べた後などは発症しやすいので気をつけましょう(^_^)
ずいぶんと暖かい日が増えてきました。お昼にはもう夏かと思う程暑い時もありますよね。最近、お散歩で病院に来て体温を測ると40℃超えてる!なんて事が頻発しております。本格的に熱中症になってしまった子は今年はまだいませんが、その寸前の子達は割といます。短頭種や肥満している子、興奮しやすい子、いつも口で呼吸している子、すぐに呼吸が荒くなる子などは特に注意が必要です!暑い時の散歩は気をつけて、水分摂取と休憩、冷房などのケアをしっかりとしましょう(^_^)
先日の木曜日の夜は臨床病理の院内セミナーでした。今回も症例相談、質疑応答、勉強になります(^_^)
いつも遅くまで一緒に参加してくれている先生方、お疲れさまでした!
久々に大五郎君、今日はトリミングでさっぱり。そしてアゴの下のシワがすごい!
以前に手術した後肢も調子良さそうで良かったね\(^o^)/