臨床病理院内セミナー18.7

先日、いつもの臨床病理セミナーをやりました。前回からの続きの脾臓と、膵炎を少し。脾臓はおもに超音波検査によるシコリのチェック、大きさの評価から始まります。脾臓のシコリは大きければ切除をおすすめしています。では、小さめのものは放置して良いのか、積極的に切除した方がいいのか、その辺りに関してはまだ決定的な情報は不足していると思います。ただ、どちらかというと以前よりも切除する方向に進んでいくのかなぁ、と思いました。

上のように脾臓の形を変えて飛び出しているようなシコリの場合には後々破裂して腹腔内出血を起こす危険があるので、切除した方が良いのではと思います。

現状では、他の病気や年齢、手術リスク、経過などいろいろな要因を含めて総合的に決めていく必要があります(^_^)