慢性腎臓病(CKD)すごく多い病気です。数年前までは末期になり腎不全の状態で見つかって入院治療や点滴が必要になる事がほとんどでした。しかし、最近ではほとんど症状が無い状態での早期発見が増えています(^з^)-☆!! 慢性腎臓病はその名の通り慢性的にじわじわと進行する病気で、悪くなった腎臓は治療しても正常な状態には戻りません。なので治療の目的は残っている腎機能を保護して進行を遅らせることとなります。そうなると当然、早期に腎臓病を発見して早いうちから腎臓を保護するような治療を始めてあげる事がすごく重要です。
うちの猫、千絵です。最近ずいぶん水を飲むようになったので検診をしたら腎臓病が見つかりました。一時はすごく血液検査結果も悪くて本人も調子が悪くかわいそうな状態でしたが、治療を続けていたところ最近では検査結果も良好で本人もすごく元気になってくれました。腎臓病を自宅で早期に発見するには多飲多尿という症状を見つけるのがすごく重要です。水をよく飲んで、オシッコの量が多いという症状です。多飲多尿だけの症状で、食欲も元気もある状態で腎臓病を発見できればその後の治療によってかなりいい結果がでてきます。逆に、食欲も落ちて元気もなくグッタリしてからの治療だとある程度限界もあります。特に高齢の猫ちゃんでは多飲多尿の症状に注意して早期に腎臓病を見つけてあげましょう!