臨床病理院内セミナー10.15

こないだの木曜日は臨床病理セミナーでした。今回は今度新しく検査できるようになるSDMA(対称性ジメチルアルギニン)について、腎臓病とともに教えていただきました。腎臓病ではワンちゃんも猫ちゃんも、長期間(年単位)かけてじわじわと進行、悪化していく慢性腎臓病が一般的です。

慢性腎臓病についてはこちらも参考に!

この慢性腎臓病、やっかいな事に初期には症状もなく検査にもひっかかりづらいためかなり進行しないと見つかりません。腎臓の検査というと血液検査(BUN、クレアチニン)、尿検査、超音波検査などが一般的ですが、これらが全部正常でも初期の腎臓病の可能性はあります。

腎臓の超音波検査↑

SDMAは腎臓病の時にクレアチニンよりも早期に異常値を示す、というのが特徴です。つまり腎臓病を今よりも初期段階で診断できるということです。なかなかおもしろい検査だと思います、期待してます(^_^)