犬の膵炎の超音波検査

エコー検査シリーズ。

犬で多い急性膵炎。急に嘔吐や下痢、食欲低下などの症状が出て来院された場合には胃腸炎などが多いのですが、常に膵炎の可能性も考えます。急性膵炎は重症化すると命に関わるこわい病気ですが、ひどいものであればエコー検査で発見できることが多いので症状の強い子では常にエコーで膵臓をチェックしています。

急性膵炎の膵臓(右葉)です。真ん中辺りの黒いモヤモヤが膵臓で、周囲は炎症が波及しているために白くなります。ここまで変化があればすぐに膵炎だとわかります。膵臓も昔はあまり見えなかった臓器ですが、最近のエコー装置だと正常な膵臓でもほとんどの子で見えます。すごいです。これからまた5年位経つとさらに性能があがるのでしょうか?楽しみです( ^ω^ )