膝蓋骨脱臼・・整形外科勉強会にて

昨日はいつも参加させていただいている整形外科勉強会に行ってきました。2ヶ月に1回のペースで東京駅でやってます(^_^) 昨日のテーマは膝蓋骨脱臼についてでした。小型犬では膝蓋骨の内方脱臼が非常に多いです。普通に歩いているワンちゃんでも診察すると脱臼している事が多く、飼い主さんも知らなかった・・という事が少なくありません。

膝蓋骨というのは膝のお皿の骨で本来は大腿骨(モモの骨)の上の溝にハマっていますが、溝から内側に外れてしまうと膝蓋骨内方脱臼といいます。上のレントゲン写真では向かって左側の足が内包脱臼を起こしています(縦長の楕円形で白いものが膝蓋骨です)。分かりますか?小型犬では様々な犬種に見られます。お家で気づく症状としては足を挙げてしまう事が多いと思いますが、自然に脱臼が整復される事も多く、すぐに症状が無くなったりもします。時々スキップの様に歩調が乱れる場合もあります。特に習慣的に脱臼を繰り返している場合には全くの無症状の場合も多いので、診察時に膝はチェックしてもらいましょう。ちなみにレントゲン検査は必ずしも必要ではなく、通常の触診で診断可能です(^з^)-☆!!