何かと忙しくて全然ブログを更新してませんでした。。
10月から新しく獣医師が1人増えました。何年も経験を積んだ先生です、皆さんよろしくお願いします(^_^)
ナンちゃんはこんなふうに丸まって寝る事が多いです。あとはバンザイして寝たりとか、ちょっと変わった感じです。
もう成長期は終わったんですが、小さくて体型も子供です。これからもずっと子供っぽいままなんでしょうね(^_^)
新しく導入した超音波凝固切開装置(ソノサージ)、避妊去勢や腫瘍の手術で使っています。使用感はとても良いと思います(^_^)
準備も慣れればあっという間ですし、洗浄や滅菌なども意外と楽チンです。
もちろん実際の血管処理能力も十分なもので手術のスピードも上がります。
こんな感じで使います。先端で血管を挟んで出力し、後は待つだけで血管をシーリングして同時に切開までしてくれます。医療機器の進化ってすごいですね!
腎機能マーカーのSDMAの測定が開始しました。検査センターへの外注検査ですが、今まで院内で行っていた血液検査(BUN、クレアチニンなど)よりもより早期に腎機能の低下を発見できます。また、クレアチニンなどは値が筋肉量に左右されてしまうので、小型の子や痩せている子に関しては腎臓が悪くても上昇しないということがありましたが、SDMAは腎臓以外の影響を受けにくくそういった心配もありません。
多飲多尿などの腎臓病を疑う症状がある場合、また一般的な健康診断としてもおすすめできる検査だと思います(^_^)
腎臓エコー検査です。今までの血液検査で異常が見つからないような初期の腎臓病を疑う時はエコー検査や尿検査(尿タンパク/クレアチニン比測定)などいろいろな検査を組み合わせて評価しますが、SDMAはさらに有用な検査となってくれそうです(^_^)
昨日の夜は臨床病理の院内セミナーでした。症例相談を一通り終えてから、猫の甲状腺機能亢進症について詳しく勉強(・ε・)
甲状腺機能亢進症は高齢、特に10歳以上の猫ちゃんに発症するホルモン病です。一番目立つ症状はよく食べるのに痩せてくるという症状で、よく老化と間違われてしまいます。他にも多飲多尿や動悸、息切れ、慢性の下痢や嘔吐、夜鳴きなど様々な症状を引き起こします。
若かりし頃の千絵と唯、仲良しです。今では二匹とももう11歳。。甲状腺機能亢進症が出てきてもおかしくない年齢になってしまいました。早いものです。
甲状腺機能亢進症は食欲も元気もあるので病気だと気付きづらいことがあります。高齢の猫ちゃんで上記の症状がある場合は元気であっても注意が必要です、気になる場合はご相談ください(^_^)