クルーズ動物病院 ANIMAL HOSPITAL

クルーズ動物病院院長のブログです。お知らせや日常などを綴っていきます
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猫の尿管結石の超音波検査

さらに、エコー検査シリーズ。

今回は猫ちゃんで時々みられる尿管結石。小さな結石が尿管につまることで急性腎不全を引き起こします。非常に恐ろしい病気です。

レントゲンで確認できることもありますが、今は超音波検査がかなり威力を発揮してくれます(^_^)

膀胱まであと少しの所でつまっている結石。cryの文字のすぐ右にある白いものです。シャドーも引いています。もちろんリニアプローブで、腎臓から尿管を追いかけていくと発見することができます。猫ちゃんの腎臓病、急に悪くなった場合には結石がないかの確認は重要です!

 

猫の膵臓の超音波検査

続・エコー検査シリーズ

いつも悩みます、猫の膵炎。高齢の猫ちゃん、慢性の嘔吐や下痢があって少しずつ体重が落ち、食欲もなくなって受診されるケース、多いです。検査をしていくと慢性腸炎なのか、胃腸のリンパ腫なのか、慢性膵炎なのか、、となる事が多いのですが、そこで頼りにしているのが症状の経過と治療反応、そしてエコー検査です。猫ちゃんの膵臓をエコーでしっかり確認するのは難しいのですが、慣れてくると正常な膵臓もちゃんと見えてきます。

正常猫ちゃんの膵左葉です。どこが膵臓か分かりづらいのが正常です。これに見慣れておくと異常な膵臓は容易に発見できます。ただし、エコー検査だけでは膵炎の診断はできなかったり(血液検査もそうです)、膵炎と腸炎が同時に出ていたり、悩ましい事には変わりありません。。

検査が進歩しても結局は症状や臨床経過がとても大事、まだまだ悩ましい病気です。頑張ります(≧∀≦)

犬の膵炎の超音波検査

エコー検査シリーズ。

犬で多い急性膵炎。急に嘔吐や下痢、食欲低下などの症状が出て来院された場合には胃腸炎などが多いのですが、常に膵炎の可能性も考えます。急性膵炎は重症化すると命に関わるこわい病気ですが、ひどいものであればエコー検査で発見できることが多いので症状の強い子では常にエコーで膵臓をチェックしています。

急性膵炎の膵臓(右葉)です。真ん中辺りの黒いモヤモヤが膵臓で、周囲は炎症が波及しているために白くなります。ここまで変化があればすぐに膵炎だとわかります。膵臓も昔はあまり見えなかった臓器ですが、最近のエコー装置だと正常な膵臓でもほとんどの子で見えます。すごいです。これからまた5年位経つとさらに性能があがるのでしょうか?楽しみです( ^ω^ )

リンパ節の超音波検査

今回はちょっとマニアックなお話です。

体表のリンパ節は今までは触診で評価するのが普通でしたが、最近では超音波(エコー)検査が用いられる様になってきています。現在使用しているエコー装置リニアプローブを使うと、正常な大きさのリンパ節も描出することができます。

正常な鼠径リンパ節です。小さいです、わずか2.5mm。昔のエコー装置じゃ絶対見えませんでした。

エコー装置の進歩すさまじいです!

リンパ節のエコー検査は、癌が転移してしまっていないかを調べるのに活躍してくれます(^_^)

犬達の世界

待合室で遊ぶ、左からペペロンちゃん、ベラちゃん、もん太U・x・U

ちゃんとお座りしてますね。

もん太とペペロンちゃん、仲良くできるのか?

服従?

犬達の世界はおもしろい(^_^)

青いエビが出現

自宅の水槽のエビ達。

普通の透明っぽいミナミヌマエビ、黒いエビ、赤いエビしかいなかったはずなのに、最近なぜが青いエビが出現!まだまだ小さい稚エビですが、綺麗な青色です。突然変異??

まずは透明な普通のエビと、黒いエビ・・前からいました。

赤いエビ・・これも前からいました。

 

そして、青いエビ!とても綺麗な色をしています。今の所1匹しか確認していません、ちゃんと成長するかな〜(^_^)

6月は雨の季節

梅雨が来ました、ジメジメしてますね。この時期になると病院は落ち着きを取り戻します。資料をまとめたり院内での勉強会をやったりと、少しずつ時間を取れるようになりました。ワンちゃんは皮膚病や外耳炎が増える季節ですので注意してあげましょうU・x・U

強面の唯、怒っていません。この表情ですが、グルグル言ってます(^_^)