勢い良く引っ張ってきますU・x・U
動きがすごくて写真がブレブレ、なかなか撮れません。
まだまだ遊び大好き、元気なもん太君です(^_^)
先日の木曜日は鶯谷で骨折の整復手術の実習に参加してきました。骨折の手術方法にはいろいろとあって、ピンニングやワイヤリング、プレート固定、創外固定などが一般的です。中でもプレート固定は最も適応が広く、動物医療においても一般的に行われています。
今回実習で教わってきのは、プレート手術の中でも最近普及しつつあるロッキングプレート。従来のプレートに比べると固定力が強く、さらに骨の治りも良いのでこれからの骨折治療のスタンダードになっていくのではと思います。
ロッキングプレートは各社出していて、今回はタイタンロックというロッキングプレート。従来のプレートシステムとは骨折固定の原理原則も異なりますので、しっかりと理解を深めるために勉強してきました!
特に小型犬の前肢の骨折は一般的ですが、元々治りづらく癒合不全になりやすい骨折と言われています。そういう骨折にこそロッキングプレートは威力を発揮してくれるだろうと期待しています(^_^)
自作のレントゲン撮影台はついに引退、新らしいものが設置完了となりました。
台の中にレントゲンのセンサーを入れっぱなしにできる撮影台(兼、手術台でもあり手術中のレントゲン撮影もスムーズに行えます)。センサー部分は横にスライド可能でいろいろな撮影ポジションに対応しやすくなっています。
表面が反射しててよく見えませんが、黒の半透明でレントゲン・センサーの位置は確認可能です。ちなみに台の昇降は電動です。これからの活躍に期待です!
昨日の夜はいつもの臨床病理の勉強会。たくさんの症例相談があり、とても勉強になりました。同じ血液検査データを見ているのに、そこからの情報の引き出し方、使い方にこんなに差が出るのか!と、教えに来ていただいている専門医の先生の凄さを改めて痛感、勉強になります!
院内セミナーでは疑問に思ったことをその場で自分で理解できるまで質問できるので、普通のセミナーとは全然違います。当院の診療スタイルの基礎となっている勉強会です。
症例相談のあとは通常の講義、今回は脾臓について。
ちょっとマイナーな臓器ですが、わりと腫瘍ができてしまう事が多い臓器なので、主に腫瘍があるかどうかといった検査がメインとなります。上の写真のように超音波検査で脾臓内にシコリがないかを調べていきます。シコリがあればすぐに分かるのですが、脾臓全体をもらさずチェックするのが大事で、けっこう技術がいる部分だと思います。こちらも日々練習です(^_^)
最近皮膚病が増えています。花粉に反応しているだろうアトピー性皮膚炎のワンちゃんも多いですし、膿皮症という細菌性の皮膚炎もよくみます。
もん太の内股の膿皮症です。皮膚が弱いのでちょこちょこ出ます。膿皮症は抗生剤の飲み薬やヒビテン消毒、薬用シャンプーなどを重症度や発症頻度に合わせて使うことで治療します。膿皮症は基本的には治りがいい皮膚病なので、なかなか治らなかったり再発性の場合には内分泌疾患(特に甲状腺機能低下症)やアレルギーなどの基礎疾患がないか検討する必要があります。もん太の場合は膿皮症だけなのでヒビテン消毒をスプレーしているとすぐに治っていきます(^_^)
痒い皮膚病はこちらも参考に!
軍手タイプの歯みがきグッズとおいしい歯みがきペーストを使ってます。
歯みがきペーストが大好きだからか用意していると喜んできますU・x・U
犬歯を横からゴシゴシ
親指と人差し指ではさんでゴシゴシ。
こんな感じでやってます(^_^)
歯みがきはこちらも参考に!
今度は診察室の壁掛けMacが故障です。これは7年位頑張ってくれました。一応まだ動きますが突然モニターが真っ黒になるという現象が頻発しています。今の所毎回復活してくれてますけど、いつどうなってもおかしくないような状態です。このMacはレントゲンや超音波検査画像、顕微鏡画像、写真などをまとめて管理していて、日々の診療に欠かせない存在です。
交換は、他の機器との接続や設定、壁掛け仕様など特殊なので自分では無理で、専門の方にお任せしています。
今年は本当にいろいろ故障が多いです。ちなみに冷蔵庫も怪しかったので新しいものに買い換えました。検査試薬や注射薬、点眼薬などなど、動物病院って意外と冷蔵庫も欠かせないのです(^_^)
レントゲンを新しくした時に、レントゲン撮影台も自作で改造しました。DRレントゲンの場合にはフィルムの役割をしているセンサー(真ん中の黒い四角)を動かす必要がないので撮影台に置きっ放しです。そして動物達がオシッコをしてしまってもセンサー(防水じゃありません)にかかってしまわないように。こんな感じに改造!
センサーの上にX線を通すアクリル板を載せて固定しています。クッションをかませてあるので、センサーに直接負担がかからないようにもなっています。見た目は自作感がすごく、イマイチかもしれませんが、使い勝手はすごくいいです!
今、ちゃんとした撮影台を注文中です。今月末には納品されると思いますが、それまではこの撮影台に頑張ってもらいます(^_^)
しばらくデモさせていただいていた血液検査機器(ドライケム7000ZとAU10)を購入しました。先日納品されて当院の血液検査スペースはこんな感じに。
一番大きいのがドライケム7000Z、一番左にあるのがAU10です。ドライケムは現在一番高性能なものにしたので、検査スピードが格段に早くなります。特に5検体同時測定ができるという特徴をもっているので、4月からの繁忙期に大活躍の予感です。AU10は今まで検査センターに依頼して後日電話報告をしていた甲状腺機能検査(T4、TSH)、副腎機能検査(コルチゾール)、肝機能検査(TBA)を院内で10分程度で測定できる機器です。その場での迅速診断ができるようになりますので、こちらもこれからの活躍に期待です(^_^)
レントゲンもCRからDRになりましたし、昨年は超音波診断装置も高性能のものにしました。機器の環境としては十分整っていますので、あとは自分の知識、能力もどんどん上げていかなければ!機械に負けていられません(^_^)